世界一周

【世界一周旅 Day22①】驚きの入場料!ラリベラの岩窟教会群・エチオピア2024春

PANA

今日はGet Your Guideで予約したコーヒーセレモニー付きの教会一日プライベートツアー(¥26,012)に出かけます。世界遺産・Rock-Hewn Churches/岩窟教会群へ連れて行ってもらいます。ガイドさんがホテルまで迎えに来てくれました。ラリベラでは車よりトゥクトゥクがメジャーです。

巨大な岩をくりぬいて作り上げられたエチオピア正教会の教会群を見るためには、まず受付センターのようなところに立ち寄ります。
ツアーには入場料が含まれておらず、現地払いとなっていました。10ドルぐらいかな〜と中に入ります。長老のような、教会の偉い人らしき人が集金しています。

ガイドさんが通訳してくれるのですが、え??
入場料の額、何度も聞き返しました。

100ドルって、、、?嘘でしょ!?
100ブルじゃなくて???5700ブル???

いくら円安といっても、エチオピアの物価からすると、それほど現金を持ち歩く必要はないと思い、100ドル程度しか両替していませんでした。
両替した100ドルのうち一部は昨夜の晩ご飯で支出したので、もはや不足しています(汗)

支払いは現金のみでカードは使えません。仕方がないのでガイドさんに一旦立て替えてもらい、のちほどATMへ走ることにしました。

ガイドさんによると、昨年まで入場料は50ドルだったそうです。
教会群全てに入場できて4日間有効といっても、、一年で二倍とは。
今のレートでは1万5千円を超えます。

が、事前に調べもせずやって来た、信者でもない旅人が観光でお邪魔するのだから、、文句は言えません。

ここはエチオピアでも屈指の巡礼地。礼拝の方々はもちろん無料です。

我が国の誇る世界遺産・姫路城も外国人観光客を対象にした入城料値上げを検討しています。
外国人を対象にするか、日本人を含む地元以外の人を対象にするか。
値上げの方法は色々あるにしても、施設保存やオーバーツーリズム抑制のためには、ある程度は必要な措置かもしれません。

いたるところに祈る姿が。男女で礼拝場所が分かれています。

教会内へは靴を脱いで入ります。いくつもの建物に分かれており、入り口もたくさん。
脱ぎ履きしやすい靴がおすすめです!
私はひもを結び直す必要があるスニーカーを履いており、いちいち大いに後悔しました。

壁画・絵画の美しさも必見です。細かく掘られた模様にため息が出ますが、それ以前に、これらの教会それぞれが元はひとつの岩だったという現実にめまいがします。入場料を聞いた時もめまいがしましたが。

ノアの方舟を模したともされるベテ・ギョルギス(聖ゲオルギウス聖堂)。上から見ると十字架に見えるよう掘り下げられています。12〜3世紀に人の手で掘られ形作られた一枚岩。いかほどの血と汗と涙が流されたのでしょう。

人間の信仰心というのは、とんでもないことを成し遂げるものです。

ガイドさんによると、教会群はエルサレムを模してつくられたそうです。当時イスラム勢力に征服され聖地巡礼ができなかったため、ここで巡礼ができるよう第二のエルサレムを目指したとか。気が遠くなる計画も、やはり信仰心のなせる技でしょうか。

最近まで内戦状態だったラリベラ周辺。エチオピア政府と反政府勢力TPLFが停戦に合意したのは2022年のことです。安全に世界遺産を見学させてもらったので100ドルでもよしとしましょうか。

コーヒーセレモニーやローカルフードのランチについては、また次回。


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